琉球ガラス

west2692010-03-22

今日の一枚は「琉球ガラス」。これは打ち合わせに行った建具工場においてあったもの。名前を聞いたことはあるけれど実物にお目にかかったのは始めてだ。
戦争によってガラス工場も破壊された沖縄で、占領軍基地から出てくるコーラやらビールやらの各種飲み物のビンを再利用してガラス製品を製造したのが琉球ガラスの始まりといわれている。それがどうして此処にあるのか解からないけれど、10センチくらいの大きさに切って木製建具にはめ込んでいた。
さて、下の写真は「木材の仕上げのサンプル」。

「建具の框の仕上げを平滑面にしないで凸凹できないか」と話して置いたら、暫くしてサンプルが出来たから見に来いと連絡があった。自動カンナという機械に木材を通して削る際に、機械が回転するスピードと木材を押すスピードを調整すると、部分的に厚く削り出される。同じ間隔で凹凸が出来るように、じっくりと削るとこんな感じになるんだそうだ。
斜めに光を当てると微妙な起伏が判る。この形で決定した。