広葉樹環境建築

west2692010-04-15

右の写真はリゾナー小淵沢
通い慣れた森の中が突然工事用の高い壁で囲い込まれ工事が始まった。暫くして囲みが取れたらこんなものが建っていた。
同じこの場所を初めて歩いたのが夜間だった為か人気のない街路は絵画の世界に迷い込んだようなとても不思議な感じがした。
今日はこの写真の中央遠くに見える円筒状の建物で「アメリカ広葉樹環境建築セミナー」が開かれた。
1月ほど前、セミナー聴講の申し込みをして暫くしたら、電話が掛かってきた。聞くとセミナーの後、パネリストで喋ってくれとのこと。会場は小淵沢だし、あんたは山梨の人間だし、民家の再生も手掛けている。だから丁度良いのだと言う。準備はしなくて結構とのこと。
そんな訳で今日はアメリカから来た2人と日本の建築家2人に混じってお話しをしてきました。全員初対面。その上同時通訳。ちゃんと何とかなるから不思議だ。長い人生にはこんなことも有るんだなと思った。
明日は同じメンバーで小淵沢周辺の有名建築を見てあるくことのこと。当然ながら、現代建築だ。せっかく来たんだからと、もう一つ建築を紹介した。

旧平田家住宅。
江戸時代中期の建築。典型的な北巨摩(山梨西北部)の建築だ。しかも民家らしく木材には日本の広葉樹である栗材が使われている。今回はこれこそ見るべきだろうと思う。なんといってもセミナー名称が「広葉樹環境建築セミナー」だもんね。