仮組み

west2692010-04-14

今日はこんな書類を出した。「一級建築士定期講習申込書」。
つい最近同じような講習を受けたよなと昨年の手帳を調べたら「管理建築士講習」とあった。2週間ほど前は「建築士法23条の6に基づく業務報告書」なるものを出したし、昨年は一級建築士の免許証も再発行した。関係ないけど自動車の運転免許だって書き換えたばかりだ。
虫歯だか八重歯だか歯の字のついた名前の人物が有名になったおかげで、歯科医でも無いのに講習会やら報告書やらが増えてしまった。
ちなみに今日の書類には名前を書く欄が5箇所、自宅住所が5箇所、会社名が2箇所、会社の住所が2箇所あった。
その書類には自画像写真を3枚貼り付ける。1枚目の写真の裏側に県名と名前を書いて糊で貼り付ける。2枚目の写真も同じように裏側に県名と名前を書いて糊で貼り付けると、3枚目の写真にもそうしろと書いてあった。だんだん自分の名前や住所に確信がもてなくなってくる。
やっと書き終えると、最期に「一級建築士の免許もコピーして貼り付けろ」とある。コピーして貼り付けると一枚の書類に同じような顔が4枚貼り付いていた。味気ないな。受け取ったおっさんもつまらなそうだった。少しは表情を変えるなどのサービスくらいしてあげれば良かったかも知れない。

そんな訳で下の写真は古材の仮組み。

実はこの建物、関係者は誰も昔の姿を知らない。曲った梁同士を組んでいるので図面と写真だけでは良く判らないところがある。そんなときはこのように組みたててしまうのが早いかもしれない。こうして傷んでいる所を修理する。新しい柱や梁も組み込んで本番の立て方の準備を行う。この作業におよそ1月かかる予定。ちなみにこれは富山の「枠の内」という構法で出来た一部です。