交流電流の都市

west2692010-06-06

今日はアモルファスの続き。
太陽光発電のパネルで出来た電気は「直流」なんだそうだ。直流とは乾電池みたいに電気の発生した場所から電気を消費するポイントに向かって一方向に流れる電流のことだ。これは視覚的にイメージできる。
ところが、我々が普段使っている家庭の電気は「交流」と呼ばれるもので、プラスとマイナスが順次入れ代わるのだと、教わった。良くは判らないが、電線の中をマイナスイオンの電子が忙しなく行ったり来たりする光景をイメージした。
さて、この直流電気を交流電気に変換する装置がパワーコンディショナーと呼ばれるもので、今日の一枚はその中の一部。何となくグーグルアースで俯瞰した街並みに似ている。
学生の頃アルバイト先の設計事務所でこれに良く似た都市計画の図面を手伝ったことを思い出した。あの都市の中では電流の変わりに人間が行ったり来たりするのだった。だから現代人は忙しいのかもしれない。
そんな訳で今日のもう一枚は襖絵の鶏。

龍ヶ崎の民家から頂いてきた襖に描いてある。描かれたのが推定明治23年頃。4枚一組の襖はあちこち変色したり、破けたりしていた。しかし、この一枚だけ手前に箪笥があり、しかも端にあってほとんど動かなかった。だから色焼けが少ないのだった。