現代の神話

west2692010-06-07

今日の一枚は宮城のハミングラボさんのコメントにあったネズミ模様のコードペンダント。
龍ヶ崎の家には漆喰で出来たネズミの彫刻があった。再利用を考えていたのだけれど、余り丈夫じゃなくて解体工事のときに壊れてしまった。可哀相に思った相棒がこんな形で座敷に住まわせることにした。神話時代なら天に昇って星になり夜空を照らすところだが、現代は天井に下がって夜の室内を照らすことになるのだった。
さて、那須塩原の家が完成に近づくと今度は山北の家の上棟が近づいてきた。下の一枚は建て方の風景。

4月の中頃から古材の修理や新しい部分の刻み作業を始めて、いよいよ本番の組み立てが始まる。土台を敷きましたという連絡が来たので、現地に行くとほとんど組みあがっていた。
新しい木材の中に見える黒い色をした古材の塊りが、古民家の中核部分。富山県の民家に見られる「枠の内」と呼ばれる部分で平屋建て。手前の新材で出来た部分が2階の床。そんな訳で2階の床より1階の天井が高くなる。