研修な日々覚書

west2692010-06-24

構造計算書をインチキして一夜にして有名になった建築士がいた。今後二度と彼のような不届き者を出さないためと称していろんな制度が創設された。
一昨年は「管理建築士講習会」という研修を受けた。設計事務所を開設している人間は受けろという。
今年は「建築士定期講習会」。似たような呼称だが、こっちは建築士事務所で働く建築士全員に義務付けられた制度だ。3年に一度は必ず講習を受けなければならない。平日の貴重な1日を潰さなければならないのだった。
今日は朝から講義を受けて、夕方1時間ほど試験があった。40問回答のマークシート式だが、前後左右の受講者とそれぞれ設問が違うんだそうな。隣の人の回答を丸写ししても何にもならない。つまりは、カンニング防止ということなのだ。設問にはこんな感じのやつがあった。「建築士は社会や環境を裏切らない心が必要である」。これは「正」か「誤」か。
冗談が好きなんだろうか?