ヒキガエルの健康について

今日は大月の山の中で打ち合わせ。大きな3階建て養蚕民家の再生相談だった。
山の斜面に建つ家の多くは南側に庭を取り、北側に崖を控えている。遠目には緑に埋もれ自然と一体化した好ましい風景だが、崖から流れ出る土で土台が埋められて、建物が傾く原因となることがしばしばある。ここも例外ではなかった。
北側の崖にはくぬぎの丸太が立てかけてあった。建物の日影を利用して椎茸を栽培しているのだろうと思ったが、雑草みたいな蔦科の植物が絡まっているだけだった。これは何ですかと聞くと、「甘茶蔓」とのこと。薬草として一時期ブームになったことがあるが、実物は初めてお目にかかった。
ストレスやストレスが原因の胃痛や胃潰瘍に効果があるんだそうだ。
甘茶蔓の下にはこんな奴がたたずんでいた。

「ヒキガエル」だったかな？我が家の周囲で見かける雨蛙よりはるかに大物だ。大物らしくゆったりと歩いている。太って食欲も有りそうだ。確かにストレスは無いかも知れない。
家の主人は「お前、気を付けないとヘビの餌だぞ」と話しかけて通り過ぎていった。