高原野菜

梅雨明けした。今日は休日だが長野県の佐久に出張した。野辺山から小海に抜ける途中の八ケ岳の麓を通りかかると、農家の人が忙しく働いていた。高原野菜の出荷なんだろう。
今日の写真はコスモス。向こうで大きく口をあけたキャベツみたいなものがいわゆる高原野菜なんだと思う。しかしデカイ。「これを食う」というよりは「こちらが食われそう」な気配ではある。ところで、コスモスは「秋桜」と書くくらいだから秋の花なのだ。高原とはいえもう咲いているとは。夏の盛りの中にも少しずつ秋の気配が見え隠れしているのだった。諸行無常。佐久の家の庭にはもう赤とんぼが飛んでいた。
こちらの写真は朝と同じ辺りの夕景。

夏の夕暮れはゆっくりと暗くなるが、シャッターチャンスは短い。写真を撮ろうと場所を探して、自動車を止めて、カメラを取り出し、道路を渡るために自動車の流れが途切れるのを待つ。その間にも表情は次々に変化してゆく。
この風景を撮影した直後から急速に暗くなった。時間は19時10分。