修行が足りない

west2692010-08-12

今日は昨日の続き。鎌倉時代に日本に伝わった建築様式の一つが「大仏様」とか「天竺様」などと呼ばれるものと書いたが、もう一つちょっと遅れて「禅宗様」とか「唐様」と呼ばれる様式のものが伝わっている。
円覚寺舎利殿がその代表的なものなのだというので、一大決心をして見に行った。北鎌倉で降りてちょっと歩いて円覚寺にはすぐ着いた。
あちらこちらに目移りする建物が見えるので本命の前にちょっと寄り道をする。とはいえ、山岳寺院だから坂を上ったり下りたり、なかなかな運動なのだ。
ようやくたどり着いた門の脇にこんなことが書いてあった。「ここは道場です。修行の邪魔だから入らないでね」「見たい人は何処其処にレプリカがあるからそれ見てね」「どーしても本物を見たい人は正月に来て頂戴」。
うーん残念。何のための国宝なんじゃ。修行の足りないタックスぺイヤーとしては釈然としないが、仕方ない。建物のありそうな方角に向けて一枚撮ってきた。見えている屋根が舎利殿かな。今日の一枚。
下の写真は境内にあった羅漢の彫刻。