今日は昨日の続き

west2692010-08-23

「今日は昨日の続き」。そんなタイトルの本が長いこと本棚にあった。大学の学園祭で古本コーナーにいた売り子の口上が面白くて、つい買ってしまった。書いたのは佐藤栄作という人。結局読まなかったが、きっと総理大臣になってノーベル賞まで貰った人のサクセスストーリだったんだろう。値段は確か10円だった。昨日の続きを繰り返しながら、あれから30年以上過ぎてしまったんだな。
そんな訳で、今日は昨日の続きです。「新潟県議会旧議事堂」の西側には古町という古い通りが伸びている。古い町屋が並んでいるが、通りに面した建物の前面は鉄骨で出来たとてもゴッツイアーケードで繋がれている。あんまりごついので、これが雪国で見られる雁木というものだと気が付くのにしばらく時間がかかった。
炎天下を歩いていると、町屋を改装した糀のお店があった。今日の一枚。このように人だかりがしている。暑いので冷たい飲み物が人気を集めている。ふらふらと吸い寄せられて、「しそ糀」のドリンクを頼むのだった。
下の写真は店の奥のドリンクコーナーの壁。

頼んだ「しそ糀」を待ちながら、店内を観察する。変わったインテリアだなと思ったら、使われているのはどうやら糀を作る際の木箱らしい。裏返した箱の底を見せて壁にしていた。所々表に戻したり、写真パネルをはめ込んでいる。