脳は勘違いする?

west2692010-08-29

今日の一枚は新潟市内で見かけた建物。見方によっては4階建てとも思えるが、木造の3階建て。耐震性が心配だが、聞くと明治期の建築だという。すると1964年の新潟地震でも無事だったことになる。例によって「新潟地震」で検索すると、すぐ近くでは竣工したばかりの橋が崩落していた。はて「明治」というのは聞き間違いだったのかな。地震、いや自信がなくなってきた。
さて、昨夜中央道で燃えていた自動車のことが新聞に出ていた。「速度規制があった」とか、「路肩で燃えていた」とか、目にしたものと若干違う。
相棒の本棚にある唯脳論養老孟司)という本によれば「脳は勘違いする」のだそうだ。
勝手に記憶を作り変えて、見たもの聞いたものと違うものを、実際に見たこと聞いたことと思い込むことがあるという。
記憶だけじゃなくて目の前にあるものだってちゃんと把握しているとは気づかない。相当な勘違いをするんだそうだ。
昨夜、通りがかりのドライバーは全員速度規制を見落としたのかも知れないし、道路交通法では合流車線は路肩の一部なのかも知れない。
そんな訳で下の一枚は煉瓦造りの建物だと疑いもせず撮影したもの。

これもあの震災を生き延びた。もしかしてタイル貼りだったんだろうか。だんだん心配になってきた。