色つきデコボコ

west2692010-09-09

今日の一枚は「ガラス」。
相棒の工房には名古屋のKさんという人がワンボックスカーに様々なガラスを載せて時々やってくる。これはアメリカのシアトルにあるフリモントという会社で制作しているもの。
被せ硝子と言って、透明なガラスに色のついたガラスを組み合わせて造られている。機械じゃなくて職人による手造りだから、一枚一枚同じようで微妙に異なる。それがまた魅力的なのだ。ちなみにお値段は300ミリ×300ミリの大きさで8000円。Kさんが持っていた大きさで、32,000円。ムムムッ。でも撮影は無料なのだった。そんな訳で何枚か撮らせてもらいました。
普段住宅設計などで使われるアルミサッシのカタログには「透明ガラス」か「型ガラス」しかみかけない。サッシの宣伝だって、Low−Eガラス・強化ガラス・安全ガラス・防犯ガラスなどの物理的な性能を強調したものばかり。
ガラスは透明性と平滑さを長い間追求して今に至る訳だけど、どうしてそうなってしまったんだろう。確かに透明性はガラスの魅力でもあるけれど、色つきの凸凹ガラスの魅力も捨てがたい。