屋台の美術館

今日の一枚は下山芸術の森発電所美術館。富山県には水力発電所を転用した美術館があるというので見に行った。
煉瓦の壁はなかなか渋くて、イギリス積なのだ。

中に入って入場券を買うと「1階ではこれから洪水が起きます。2階に上って下さい」という。
階段を上ると20人ほどの先客がいてみんなで階下を見下ろしていた。
水力発電所には水を落とすための鉄管がある。室内には鉄管の出口が口を開けていた。そこから水があふれ出してくるのかと期待したが、そうではなかった。
吹き抜けの天井に鉄製の大きなツボがぶら下げてあって、そこに水を貯めている。頃合いを見計らってひっくり返して5トンあるという水をぶちまけたのだった。大量の水かも知れないが一瞬で終わってしまった・・・。
こちらはパフォーマンスの様子→http://www.youtube.com/watch?v=VzY6UF3BLVM

ちなみに「下山」は「にぎやま」と読むのだそうな。
こちらは美術館の入り口に置いてあったリヤカー。通りすがりの入館者の一人が中を見ましたかと声をかけてきた。潜り込むと、ぼんやりと光の輪郭が浮かんで見えた。
屋台展示室だったんだ。