どんぐりコロコロ

今日の一枚はアクロス福岡。
夜になり暗くなった。もう撮るものはないだろうと、カメラを置いて外に出る。夕食を終えてホテルに戻る途中、ビルの隙間からこの建物を発見。「なんだこんなところにあったのか」。
カメラを取りに戻りたいが、お店のお勧めの地酒が効いてとても眠い。こういう時は問題を先送りするしかない。
翌朝早く起きて、今度はカメラを持って出かけた。夜は酔っ払いが徘徊していた辺りも、朝になるとさすがに人通りが少ない。
街中にこんもりと小山が出来て、それなりに雰囲気はある。小山の中からはガラスの筒が顔を出している。コンセプトは都市の中の（市民に開かれた）自然といった所なんだろうか。
よく見ると小山に上る階段があったが、進入禁止になっている。
こちらは路上に落ちていた、たぶんクヌギの実。

山から転げ落ちたのだろう、戻ることも出来ないし、公園の池にまで転がって行くことも出来ない。この場所でどうやって芽を出すのか・・。人間にとっては自然的ではあるけれど、やはり自然そのものではないのだった。
小山の登山口の正面には公園があって、ここを住まいにしている人たちが、横になったり、散歩したり、顔を洗ったりしていた。彼らがお向かいの山に上る事はあるのだろうか。