スノーシューズ 「かんじき」

west2692010-11-17

今日は10月27日の続き。前日に通り過ぎた荒川家住宅に翌日寄った。
古民家は内部と小屋裏を見なきゃ面白くない。管理の人がいて色々と説明してくれた。「何人かで交代できていますが、ここはあまり寒いので11月で閉鎖します」。来年の春までは見学できない。先を急ぐので、次の機会にしようかとも思ったけれど、寄って良かった。建築を見る機会というのはありそうで、なかなかやってこないものなのだ。
さて、小屋裏に上ると忍者漫画に出てくる水の上を歩く靴みたいなやつが展示されている。木の枝を丸めて草履状に加工して、下にスパイクみたいな角が出ている。これは歩きにくそうだと話すと、「それは平地の話であり、雪の山道では最適なのだ。作業のために足を踏ん張っても滑らない。現在目にするスノーシューズなんか比較にならない」とのこと。成程と納得したが、こんな話も思いだした。「簡単に納得することは、簡単に忘れる」。
そんな訳でこちらは「変わった物だなあ」と思ってとりあえず写真を撮っておいたもの。この後同じデザインの庇をいたるところで見かけた。何のことはない屋根板が取れて壊れかかっていたのだった。

荒川家住宅に隣接した緒方家住宅の庇。こちらも高山市で保存している建物。