マーガレット再び

今日の一枚は向嶽寺の築地塀。家から歩いて5分ほど。写っている真ん中の門は中門といって重要文化財（というのは最近知った）なのだ。
築地塀は子供の頃は塩壁と呼ばれていて、事実かどうかは不明だが、その名の由来は「壁の中に塩が混じっているからなのだ」という噂だった。裏手の山が塩山と言う名前で、これも噂では岩塩が取れる山という話だった。塩壁の原料はここから供給されたんだそうな。だが、岩塩の採掘場も見たことはないし、地元産の塩だって味わったことは無い。未だに謎のままなのだ。

そんな訳でもう一枚はマーガレット。

少女マンガみたいな名前だけれど、こちらは花の方。年末に買って食卓の花瓶に挿しておいたもの。花は散ったが寒さのせいか茎や葉っぱは残っていた。その内根っこが生えてきて、蕾も出てきて、とうとう花が咲いてしまった。こんな風に。
花の落ちた切り花が、もう一度咲くのは初めて見た。長い間にはこんなこともあるんだなと思うのだった。