永久機関

west2692011-03-24

3月ももうすぐ終わる。そろそろ桜が咲くかもと気になるところだが、今はそうした気分も何処かに仕舞い込まれたまま出てこない。何せ昨夜は停電に加えて雪まで降った。今朝も窓から外を見ると山が白くなっているではないか。
そんな訳で窓から撮った今日の一枚。見苦しい電線の向こう側、おにぎりみたいに尖った山の左手に鉄塔が見える。今話題の電力会社が日本海沿岸の気難しい発電所で作った電気を送電するためのものだ。鉄塔は山の尾根を上がったり下がったりしながら延々とつながっている。その先には揚水発電所というものがある。聞くところによれば深夜は電気が余るのでポンプを動かして、水をダムに押し上げておく。翌日はその水を落して水力発電を行うのだそうな。
電気を使って電気を作る。何だか壮大な無駄使いのような話だ。初めて耳にした時、不可解な施設が世の中には実在するのだなと思った。
こちらはとあるビルの上から見下ろした東京の風景。