手旗信号式会話

west2692011-08-03

今日の一枚は謎の実。近所の庭に生えていたもの。根っこが食べられるものとのこと。知っている人は知っているだろうけど、これは知らない。何だろうとひとしきり考えて判った、と言うより思い当たったというべきか。ゴボウなんだそうだ。

さて、昨夜は朝早く東京に出かけた。2件の打ち合わせと要件を済ませて、新宿に辿りつくと、甲府行きの電車がホームに入っていた。数分の待ち時間で出発とある。席について荷物を下すと、知人から電話が入る。車内放送が大きくて、先方の声が良く聞き取れない。肝心な要件は聞こえないけれど、こちらの事情は察してくれる。理解しあえたかどうか、不明さを残したまま会話を終えて席に戻ると電車が走り出した。
都内を抜け、山間部のトンネル区間に入る辺りで電話が鳴る。客席で応答する訳には行かないので、デッキに向けて走る。先方が名乗った辺りでトンネルに入って、会話が途切れる。視界の悪い場所の手旗信号みたいな短くて断片的なやり取りを繰り返して、「後ほど連絡します」と、どうにか伝わった。

そんな訳でこちらはお茶の水橋から見た風景。船が通っていた。珍しいので立ち止まってカメラを取りだしたが、周りの通行人にはありふれた光景なのか。誰も立ち止まらないで通り過ぎて行く。むしろ通行の邪魔だったのかも知れない。船尾には「未来に届けよう美しい川を」と書いてあるのだ。ちなみに水面に逆さまに写っているのは聖橋。