津波

west2692011-08-29

今日の一枚は「平岡レース事務所棟」。遠藤新という建築家の最晩年の作品。
最初は「うーむ何処が・・?」と戸惑ったけれど、眺めているうちに段々それらしく見えてくるから不思議だ。それともこちらがいい加減なのかな。
戦後間もない建設とのことで、資材の乏しさを思わせる簡素な建物だが、様々な要素を削ぎ落としても、なおかつ表現出来ることがあるのだなと思う。
残念ながら間もなく解体されることになり、この日はボランティアの人たちが集まってお別れの掃除をしていた。解体に先立ち実測調査も行うとのこと。遠藤氏の関係者から建物についての説明を伺うことも出来た。
こちらは建物の裏手。

空き地の向こうに密集した住宅地が迫ってきていた。