二百十日

west2692011-09-01

今日の一枚は茅屋根の解体の様子。雨漏りを直すために屋根材を葺き替える工事。このように古い茅を撤去した後、不運にも雨の降る日が続いている。
事務所を出て自動車に乗り、空を見上げると雨雲が垂れ込めていた。植木の水やりをどうしようかとしばし迷ったあげく、蚊に刺されながらも日課をこなした。その後雨は断続的に降り、庭先の虫たちの声も途切れ途切れになっている。
そういえば今日は210日。昔読んだ夏目漱石の小説「二百十日」の中身はすっかり忘れてしまったが、確か山道で暴風雨に遭遇する場面があったような。例によってウィキペディアで調べたらこの日は「台風が来て天気が荒れやすいと言われている」とあった。確かに今日は大雨・雷・洪水注意報だって出ているのだ。

そんな訳でこちらの写真は平岡レースの天井。

これは一体何だろうと訊ねると「テックス」というものだとのこと。素朴な素材だが、ジョイント部分の金物は板金職人が作って納めている。
ローコストの為に工夫した工法だったのだろうけど、今ではとても高価な仕事なのだ。