闖入した広告の顛末

west2692011-09-04

今日の一枚は夏草に埋もれたフォルクスワーゲン。昨日の土蔵の足元にはこんなものもあった。

さて、9月2日に「へんてこりんな広告がブログの本文の後ろについてしまった」とボヤいた。決してというか全くというか、格調高くない駄文ではあるが、物欲しげな広告が付くのは趣味に反する。

真夜中までスッタモンダしたがらちがあかない。困り果てて「はてな」の問い合わせコーナーに「何とかしてくれ」とメールを送ると、翌朝「ちょっと、待っててね」と回答が来た。
夜になって、相棒の方にこんな「お知らせ」のメールがきた。新しいサービスが始まって、ブログを一生懸命書くとポイントがたまる。ブログの中で商品紹介をしても、売り上げに応じてポイントがたまる。そのためにGoogle Adsense広告が表示されるという寸法だ。
商品が売れて、見返りにポイントがたまる。ポイントもなにか商品やサービスに替えることが出来るのだろう。
考えてみればシステムの主催者はそれがビジネスなのだが、前触れもなくいきなり始めるのは酷いじゃないかと思う。

幸いお知らせには「広告の非表示も出来る」とあって、そのためのウエブサイトのアドレスも貼りつけてあった。
早速アクセスして消すことができた。やれやれなのだ。

そんな訳で土蔵の続き。


3階建てのかつては立派な造りだっただろう。今は窓周りがボロボロ、外壁の土壁も崩れ落ちてモルタルで補修してある。これを修理したり、維持するのは容易なことじゃない。経済効果が望めなければこのまま朽ちてゆく事だって考えられる。

でもそれはこちらの勝手な言い分で、建物もワーゲンも「あなたの方から見たらずいぶんさんたんたるけしきでせうがわたしから見えるのはやっぱりきれいな空とすきとおった風ばかりです」(宮沢賢治)などと達観しているかも知れない。
ちなみに地元では「楽蔵」と呼んでいるのだそうだ。