地図の重さ

west2692011-09-10

昨日は東京に出張。朝7時40分のあずさに乗る。
遠くの空にいわし雲が浮び始めると、朝晩は肌寒くなる。家を出る時に上着に手が伸びかけたが、今日は荷物が多い。持ち歩くものは少しでも軽くしたい。バックの中には打ち合わせ用の図面とファイルと筆記用具とメモ帳とノートとコンパクトデジカメと必要なのかどうなのか判断の付きかねる諸々のカードで膨れ上がった財布が入っている。帰りは会議用の配布資料が加わるからもっと重くなるだろう。
しばし躊躇してそのまま出かけることにした。地下鉄の階段を上り地上に出ると日射しが強い。都内はまだ夏なのだ。炎天下を歩いて打ち合わせと会議をそれぞれ済ませ、夕方近く銀座に向かう。行き先の地図を印刷する時間が無かったので、住居表示だけが頼りだ。
何故か頻繁にかかる電話に応対しながら、うわの空で歩いていたらあらぬ方向に迷い込んでしまった。紙一枚分くらいの地図の重さは必要だったかも知れない。
仕方ない。交差点で信号待ちをしている人に道を尋ねる。あちらですと指差す先に見覚えのある建物があった。ビルの天辺には「静岡新聞社」と書いてある。
この建物をいくつか横に並べると、甲府駅の北口に建っている山梨の地元新聞社の社屋に似てくるよなあと思いながら、近くによって階段室を見上げたらこんな看板が出ていた。