赤い花

west2692011-09-11

今日は草むしり。設計事務所のブログのくせに、野菜や草むしりの話が多いじゃないかと言われそうだけど、田舎なんだから仕方ない。今日を逃すと当分我が家は草深いままなのだ。

写真は名前の知らない花。母親は「オシロイバナ」と呼んでいたような気がしたけど、この花のことだったかな。思い出せない。若い頃、親の話は「また同じことを」と聞き流していた。今頃訊ねても、衰えた記憶を辿る事もなく「分らないと」答えるだろう。ずっと、「同じことを」という訳じゃなかったのだ。

さて、この花。なかなか繁殖力が強くて、隣の田んぼまで遠征している。色づき始めた稲穂に対して、あまり傍若無人な振る舞いも出来ない。花の盛りではあるけれど、心を鬼にしてポキポキと折って、甲州市指定の黄色いビニール袋に入れた。

夕方辺りが暗くなった頃、音もなく大きな蛾がやって来て、一生懸命に花を探していた。
彼らの餌場だったのだ。花は三分の一位に減っている。気のせいか少し淋しげに見えた。

そんな訳でこちらは埼玉で見かけた教会。

・・・・というか正確には教会だった建物。布教活動を始めた1889年頃、土蔵を改装して祈りの場にした。その後、現在地に移移する際にヴォーリーズさんが設計した立派な建物に役目をゆずって、牧師館となった。今は空き家らしい。このままでいいのかなあ、と思うのだった。