春は夕暮れ

west2692009-03-25

昨日は龍ヶ崎に移築民家の調査に出かけた。前回見た多宝塔をスタッフを連れて、もう一度見たいと思っていたが、やはり暗くなるまでかかってしまった。残念だがまたの機会。とりあえずびっくりドンキーでハンバーグを食べて帰途に付いた。
大和村まで戻ると高速のパーキングの庭に桜が咲いていた。隣にいたスタッフのM君と「もう、こんなところまで花が咲いてる。うかうかしてると、花見の前に散ってしまう」と話しあった。しかし、何故桜が咲くとこんなに焦るのかな。
さて、家に帰って知り合いの ブログを読むと、なにやら役所に提出する書類で焦ったと書いてある。法律が変わって毎年提出しなければならないことになった書類の話だ。
そういえば暫く前にそんな話があったっけ。でもたしか決算期によって猶予期間が異なるとあったはず。だから「うちはまだ先だよな、きっと」と思って寝た。しかし、念のために朝になってから書類をひっくり返す。
あった、あった。「平成20年12月が法改正後の最初の決算だから、平成20年度の3月まで(平成19年7月まだまだOK)」と自筆でメモまで付いている。平成20年度……つまり平成21年3月…あれれ。何時の間に2年も経ったの?
桜よりこっちをいそがなきゃ。そんな訳で今日は慌ててその書類を作った。

書類には「最近受けた講習会を記入」しろとある。でもそれは「法律の云々に基づくナンチャラの講習会」に限るとある。ここのところ建築士法改正の関係とかいって、立て続けに幾つも講習会を受けたぞ。にもかかわらず、肝心のナンチャラ講習会は含まれていないのか……参ったなあ。

この書類「建築士法第23条の6の規定による設計等の業務に関する報告書・第6号の2書式」と呼ぶ。とても長い名前で覚えるのも大変だ。
建築士報告書」といった具合に省略しても、似たような書類が多いので却って混乱しそうだ。子供の頃、九九が苦手だった人間には眞に厄介な代物だ。来年もちゃんと思い出せるのだろうかと、嘆息する春の夕暮れなのだった。