長いお名前

west2692009-03-26

今朝は早速、昨日の長い名前の書類(建築士法第23条の6の規定による設計等の業務に関する報告書・第6号の2書式)を持って役所に行った。
窓口では「はい、これを出しに来ました」「ああ、それね」で終了。「あ、うん」の呼吸で簡単に終わった。もちろん、長い名前はお互い口に出さないまま。
詳細は忘れたが吉里吉里人という小説に、小説家が原稿料を効率よく稼ぐ方法が書いてあった。才能が無いのに、何故か小説家になってしまった男が、苦し紛れに編み出した技だ。文字数ではなくて、「1枚幾ら」と原稿の枚数でカウントする契約の場合、少ない文字数で、原稿用紙を消化するのがポイントだ。ひとつの方法として「会話形式」がある。例えば。
「やあ」で一行。
「元気?」で二行。
「ああ、うん。まあね」で三行。
「キミは?」で四行
返事を保留する技も混ぜる。「…………」で五行。といった具合。
このやり方で原稿用紙上のマス目4,5文字くらい埋めるだけで、数ページを続ける訳だ。
会話形式に行き詰ったら小説に建築士を登場させて、やたら長い法律用語を混ぜれば長編小説が出来てしまう。売れるかどうかは別だけど。
そんな訳で下の写真は建設中の現場写真。

残念ながら、こちらは吉里吉里流の省略は出来ない。高い所で、足場が悪くても、一本一本垂木を取り付け、一枚一枚板を張って行く。