ダイコンの花

west2692009-04-14

今日の写真はダイコンの花。とはいっても、普段食べているあの大根から生まれる花ではない。それなのに何故そんな名前で呼ぶのか分からない。聞くところによると、中国帰りの兵隊がお土産に持ち帰った植物が繁殖したのだそうな。これは放光寺から恵林寺に向かう道端に咲いていた。

さて、12日は甲州市内で再生民家の見学会を行った。その日は偶然、恵林寺のお祭りの日でもあった。「何のこっちゃ」というと、恵林寺は戦国時代の武将の1人、武田信玄菩提寺。そして4月12日は武田信玄の命日なのだ。いわゆる「信玄公祭り」 だ。
塩山と甲府で同日開催されるが、何時の間にか甲府の方は鎧兜に身を包んだ盛大なコスプレパレードになっている。
ちなみに通っていた小学校は恵林寺の近くにあって、その日の授業は半日で終わる。家に帰って、小遣いを貰い、屋台の出ている参道を友人とウロウロした。普段赤門と呼んでいた四脚門の傍らでは傷痍軍人が数人、アコーデオンで哀調を帯びた軍歌を奏でていた。あの中の1人がダイコンの花を持ち帰ったのだろうか。
そんな訳で下の写真は恵林寺四脚門

最近になって知ったけど、これは桃山時代の創建で、重要文化財なのだ。