墨書き

west2692009-05-13

「杣口の家」と「福々亭」が今週末土曜日に放映される「人生の楽園」という番組に出ます。関心のある方はご覧になってください。私はその日は残念なことに近隣の懇親会と重なってしまって見ることは出来ませんが、後で録画されたDVDを見るつもりです。

さて、今日の一枚は墨書き。宮光園の縁側に張ってあった厚板をひっくり返すとこんな文字が書いてあった。達筆すぎて判読が難しいが「東山梨郡祝村」とでも読むのか(道路向こうの一角は現在祝地区と呼ばれている)。工事を手掛けた大工が書いたものかも知れない。同じ板の離れた所に「望月*次郎大工」とあった。
以前元禄時代のお寺の庫裏を修理した際もこんな風に人名が書かれた床板が出てきた。
書いた動機は単なる悪戯か、後世に向けての存在証明なのかどちらだったんだろう。
ちなみにこの建物は明治29年前後の建築と推測される。近所の望月さんを片っ端から訪ねれば子孫にめぐり合えるかもしれない。
下の写真は同じく床板の裏に書いてあった鳥の絵。

こちらには「床下に潜った子供が仰向けになって書いたのではないか」との説が飛び交ったが、未だ真相は不明なままだ。