レンガ造の五重塔

west2692009-05-14

今日の一枚はレンガ煙突の仮囲い。 2月26日のブログで一度書いたが、書類提出の関係で止まっていた仮囲いがやっと完成した。このくらい高い足場を作る際に必要となる労働監督署の許可が下りるのに2ヶ月必要だった。崩落防止だから、目的は登ることではなくて、下で作業する人間の安全だ。2ヶ月間そちらのほうが心配ではないのか。不思議な話ではある。
そうはいっても高い所なので登ってみたいが、今日は風が強いから止めたほうが良いと止められた。そういうものなのか。仕方がないので登頂は風のない日に延期して下から見上げて撮影した。
さて、聞くところによると三重塔とか五重塔に使われる「塔」という言葉はストゥーバ(卒塔婆)という言葉が訛ったものだという。ストゥーバは御釈迦さんの遺骨を納めたお墓をさすが、インド辺りでは饅頭を半分に切ったみたいな丸い形だったらしい。それが中国や朝鮮半島を伝播してくる間に、それぞれの地域の影響を受けて今みたいな形になってきた。それにしても何故、半球状のものが縦長に上に伸びて尖った屋根が乗るようになったのだろうか。
伝言ゲームみたいに、伝わる内容が段々変わって来たのかもしれない。途中の国々に木造建築がなくて、レンガと鉄骨で建てていたらこんな形になったんだろうか。
下の写真は豪徳寺に有った三重塔。何となく似てはいないか。