泥縄式

west2692009-05-22

今日の一枚は荒壁。塗った直後の様子。
パソコンに取り込んだ写真がたまったので外付けのハードディスクに保存しようとしたら「お腹いっぱいでもうこれ以上食べられません」と表示された。操作を間違えたのかなと思いプロパティを確認すると確かに空き容量が無い。デジカメは気楽に撮れるのでホイホイ撮影してしまう。ちりも積もればじゃ無いけれど、いつの間にこんなことになったのか。
反対に締め切りに余裕があっても時間は確実に過ぎて行く。気がつけば期限は間近に迫っている。昨年11月に行ったイベントの報告書を6月に出す約束だったけど、余裕があるので何にもしないうちに5月も後半になってしまった。残り時間はもう少ない。その上、もう1つシンポジウムのチラシつくりを引き受けてしまった。これも急ぎ。
そんな訳で明日は引きこもって原稿作りと行きたい所だが、やっぱり出かける予定が出来てしまった。いつものように最後は大慌てすることになる。母親には「お前はいつも泥縄式だ」とよく言われたけれど、これがなかなか改善されない。どうやら泥やら土には縁が深いようだ。
だから、下の写真は土壁用の泥を練っているところ。

昭和40年代を最後に泥壁は姿を消したと思っていたが、民家の再生と共に息を吹き返した。ここでは建築主が自分で土壁を作って塗りたいのだという。面白いので、お付き合いすることになった。素人でも何とかなるのが自然素材の面白いところだ。土を探して、藁を見つけて、田んぼを作って、川から水を流し込んで、それらを混ぜて、発酵させる。泥ダンゴを作って格子状に編み組んだ竹の下地に押し込んで荒壁が出来る。