右左口の意味

昨日の漢字読み「右左口」は「ウバグチ」と読む。ちなみに無駄口は必要のないことを無意味に喋ることだが、「右左口」とは、言を左右に言い訳をして責任逃れをするような態度を意味する。というのは真っ赤な嘘で、旧中道町にある地名です。最初見たときはなんと読むのか判らなかった。こういう読み方で漢字を覚えた子供はテストで困るだろうな。
ちなみに町村合併が続いたので旧中道町は甲府市に組み込まれていた。暫くの間地元民だってどこの町がどこの村と一緒になったのか把握できない。困った話ではある。

そんな訳で今日の一枚は宮光園に於ける柱取替えの様子。通常木造住宅の柱で傷んでいる所は根元が多いが、この建物の場合は2階の床の付近が腐っていた。理由は1階の屋根と2階の壁が接する所からの雨漏りと、雨樋を止めるために壁に差した金物から壁のなかに雨水が伝わった事などが考えられる。
2階の床梁も腐っていた。当然ながら床梁を取ると壁が崩れ落ちてしまうので、こうやってジャッキで2階の壁を支えて、2階の床梁と1階の柱を取り替える。手前右側の梁もこの後取り替える。2階の外壁にひびが入らないように慎重な作業が要求されるのだ。
下の写真はそのジャッキを支える枕木。こんな風に枕木を井桁に組んで2階全体を支える。