フルーツ公園

west2692009-07-20

今日の一枚はフルーツ公園のドーム。
傾いた写真に見えるけど、建物が傾いていて水平面が判らなかったのだ。斜面に沿ってお椀を伏せたようなドーム型の建物で、ついでにドームを支える柱も傾いていた。だから垂直も判らない。
土曜日には壁が傾いている建物を見学したけれど、こちらは床も傾いていた。
ビー玉を置けば間違いなく転がる。こういうものを世間では欠陥住宅と呼ぶんだけどな………..。
以前借りていた事務所の床も部屋の中心に向かって擂鉢状に傾斜していた。スタッフ達はそれぞれ部屋の中心から外を向いて机を並べていたが、椅子にローラーが付いていたので、座っていると段々中止に集まってくる。そうならないように、踏ん張りながら作業をしていたので足も腰も疲れた。平らな床で仕事するのが長い間の夢だったけど….。
古来建築は水平な床を造るのに苦労したはずなのに、わざわざ床を傾ける設計もあるのだ。そういえば、小山敬三美術館の床も傾いていた。傑作といわれるグッケンハイム美術館の床も斜路状だという。
このドームの売店でスモモのソフトクリームを買って、傾いた床に水平に置いたベンチに座って食べたけど、やはり足が疲れた。
歩く所はともかく、立ち止まる所や座る所は水平の方が良いんじゃないかと思う。
下の写真はドームの外観。

斜面に沿って建っているのが分かる。ここは以前桃畑だったはずだ。東向きの斜面だから日照時間が長くて美味しい桃が出来たことだろう。そこを潰して、今はこの中で何だか良く判らない熱帯風の果物を温室栽培していた。公園の外で農家のおばさんが売っていた無農薬の桃を買って帰った。