地域限定の謎

今日の一枚は「丸石神」。南アルプス市の櫛形山の麓で見かけた。長野県の道祖神が双体道祖神なら、山梨の道祖神はこれが特徴なんだとのこと。台座に「丸い石」がぽつんと置いてある。大抵は球形だが、ここでは珍しく卵形でねじり鉢巻もしている。
高校時代、甲府の図書館で本を読んでいたら、隣の机にいる年配の男女の声が聞こえてきた。
「山梨の道祖神は丸石神といって、その特徴と分布は・・・・。何故そのようなものが祭られたのか・・・。色々謎めいた説は諸々あるが、決定的な説は無い」。
「丸石神」は家の周りであちこち見かけるけれど、実は山梨の地域限定品なのだということを、そこで初めて知った。あれから随分月日が流れたが、丸石神の謎は未だに解からないままだ。何でも判る便利なインターネットでも判らない→参考
謎は身近な所にもあるが、身近な謎が簡単に解けるとは限らない訳だ。それでもいいと思う。
そんな訳で下の写真は増穂町平林で見かけた謎の人物。この人は2度目の登場。