竹取の日々

west2692009-11-22

今日の一枚は「竹取り」の風景。再生民家の壁を土壁で仕上げることになった。土壁の下地には竹小舞が必要だ。我が家のある塩山では竹小舞に割り竹を使うが、長野県の佐久市では篠竹を丸太で使うのだそうだ。
それじゃ、地域の流儀に習おうじゃないかということになった。たまたま近所に竹林があって、分けてくれるという。
工事は来年だが、竹の入手は冬の間が望ましい。そんな訳で、建築主の友人知人が集まり、竹取りを行った。トラックを持っていないので運搬手段が問題だったが、作業の最中に偶然通りがかった近所の人が軽トラックを貸してくれた。今朝起きたら家の前に止めてあったという。鍵もついたままだった。とても親切な人だ。
下の写真は刈り取った篠竹を載せたところ。

およそ200本の竹が荷台に乗っている。竹の長さは軽く4メートル以上ある上に、葉っぱも枝もついたままなので、こんな風に盛り上がってしまった。前に左右におまけに上方にまで大きくはみ出している。走るのは軽トラでもボリュウムは相当デカイ。当のSUZUKI君も当惑気味な表情を浮かべている。
一瞬躊躇したが、いまさら下ろす訳にも行かない。狭い道幅で対向車が来たら困るなあと思いながら、とりあえず走り出したが、一台もすれ違うことなく無事にたどり着いた。ここでもツイていたが、もしかして、道路交通法違反だったかも・・・・。