気の長い季節

west2692010-01-06

今日の一枚は「馬」。清里の牧場にいたが、動物園じゃないから表示が無いのだ。それにしても足が短いなと思い、念のために相棒に確認したら、シェットランド・ポニーというものなんだそうだ。一応「馬」だとのこと。なかなか難しいものだ。
昨日は今年の仕事始め。いつもなら事務所で年頭の顔合わせをするのだけど、急遽那須に出張することになった。
「一年の計は元旦にあり」と母親がよく話していた。「だから、正月はじたばたするもんじゃない」とも。しかし、親の意見を聞いた時に即座に真意を理解することはなかなか難しい。だから「親の意見と冷酒は後で効く」という言葉がある訳だ。
昨年末に送られてきた施工図に気になるところがある。正月休みにチェックした。年が明けたら上棟の準備を始めるといった話だったのでうかうかしてはいられない。作業が進んでしまってから手戻りさせるのも気の毒なので、「早めが良かろう」と出かけていった。先方の工務店では社長と技術者が二人で待っていた。でも作業場には人気が無い。聞けば「七日正月」といって、那須では職人は7日まで休む。これは習慣なんだそうだ。で、さらに今年は8日が「仏滅」なのだ。縁起を担ぐから、やっぱり休む。そんな感じで本格的に動き出すのは、なんと12日からになる。「今朝は雪が降りましてね。ま、半月は仕事になりません。」とのことだった。
正月というのは気の長い季節でもあるのだ。
そんな訳で下の写真は2年前那須に移築して再生した民家。工務店の近くにあるので寄り道してみた。