雪を待つ山々

west2692010-01-07

おとといの写真は牛で、昨日は馬だった。なんだか夏のお盆に飾るナスとキュウリみたいだが、季節は間違いなく冬なのだ。
そんな訳で、今日の一枚は八ケ岳の麓。
富士見の現場では基礎工事が始まっている。スタッフのM君が撮ってきた工事写真を見ると、基礎工事用に地面を掘ったところを除いて、廻りは全て雪で白くなっていた。
今回も「鉄筋を積んだトラックが現場のすぐ近くまで来て、たどりつけないで帰ってしまった」んだそうな。甲府盆地の平野部には滅多に雪が積もらないが、最後のホンの僅かな距離だけ勝手が違う。山の中なので日照時間も短い。現場で働く人にも申し訳ないような季節だ。
さて、夕べはこんな問い合わせがあった。「そちらは雪は積もっていませんか?」雪景色を撮りたいのだとのこと。確かにこの時期に雪が積もることがあるし、狙っているカットは話を聞くだけでも魅力的だ。そこで「雪が降ったら、連絡します」と答え、早速天気予報を聞いた。残念なことに、ここ数日は降りそうに無い。
西では雪に悩まされ、東では雪を待ち望む。いらない所には沢山あって、欲しい所には無い。なかなか思うようには行かないものだ。
そんな訳で下の一枚は雪を待つ山々。中央に低く独立した塊りが「塩の山」。右下の麓のあたりに我々の事務所がある。