羽振り

west2692010-01-26

今日の一枚は「螺旋締り」。宮光園の2階にある引き違い建具の戸締りに使っていた金物達。
我が家の北の窓からは近所の桐の木が見える。白いちいさな実を沢山つけていたが、ここ暫くの間、鳥達が朝食に集まっていた。とうとう食べ尽くしてしまったようだ。丸裸になってしまった。
昨日の朝、鳥達はどうしているかなと眺めていると南側の窓から2羽見えた。目の前を電線が数本横切っていて、そのうちの2本に雄と雌が1羽づつとまって日光浴をしている。彼はあさっての方を向きながら、横歩きで少しずつ擦り寄ってゆくが、彼女は知らん顔のまま飛び立ってしまった。ちょっと見上げて見送り、しばし淋しげに佇んでいた。
もしかすると、こんなことを考えていたのかも知れない。「冬枯れでいくら腹が減ったからって、尾羽打ち枯らしていたんじゃ相手にされない。今度はもっと身なりを整えて出直さなきゃ。なんてたって、おいらは鳥だからね。羽振りが良くなきゃいけない・・・・」。
そんな訳で下の写真は千羽鶴

通神社の賽銭箱の横に置いてあった。この人は何を願ったのだろう。