接ぎ接ぎ(ツギハギ)。

west2692010-04-27

今日は東京に出張した。新宿駅で降りると携帯電話にメールの着信があった。急ぎの用件。
乗り換えの電車が来る直前に事務所に電話をすると、同時に構内放送が騒ぎ出した。何時か雪で足止めを食らった時は肝心なことは何も教えてくれなかったが、今日は饒舌だ。
ホームには電光掲示板があって、行く先も、列車の到着時間もきあてある。ここで待ってりゃすぐ来ることまでわかる。それなのに「○○番線、××行き。まもなく参ります」と、何度も絶叫するので、肝心な話が聞き取れない。絶叫の合間の息継ぎの隙に会話をすませるのだ。懇切丁寧な案内も良いけれど、山梨にいる人間にまで聞かせるというのもどういうものなんだろう。
4月21日にこのブログで書いたのは「金輪継ぎ」だった。今日の一枚は「目違い腰掛鎌継ぎ」と呼ぶもの。これは宮光園の玄関の上にある軒桁の繋手の部分。前回は古い材料に新しい材料を繋ぎ合わせたものだが、こちらは古い材料同士の継ぎ手部分のみが腐っていた。だから、こんな風に傷んだ部分だけ新しい材料に取り替えている。ツギハギだらけなのだがこれでOKなのだ。

ちなみに横から見るとこんな感じです。


栃木/「那須野が原三本木むくり屋根の家」再生見学会
江戸・明治の趣を伝える龍ヶ崎の民家を那須野が原に移築再生しました。重厚な日本瓦の屋根はむくりをつけた軽やかな金属屋根に生まれ変わりました。
大きな屋根裏には頂上から光を取り入れ書斎とサロンを設けています。また恵まれた立地条件を活かして土間蓄熱型のサスティナブルなパッシブソーラーハウスにもなっています。完成後間もない状態で見学会を開きます。


<再生民家見学会のご案内>

【日時】6月5日(土)雨天決行
【場所】栃木県那須塩原市三本木
【集合】現地に直接13:00
〈参考〉JR東北新幹線JR東北本線那須塩原駅下車。東口から徒歩約25分。
【参加費】2,000円 会員1,500円 現地で集金
【追加募集人員・締切日】20名。6月2日(水)
【申込先】特定非営利活動法人 日本民家再生協会本部事務局(info@minka.jpまたはファクス03-5216-3542に、氏名、所属、住所、電話番号、携帯電話番号、ファクス番号、メールアドレス、交通手段をお知らせください)
【特記】ご希望の方には別途地図をお送りします。