食卓の楽しみ

west2692010-07-04

例によって、今日も草むしりだ。目に見えぬほどゆっくりだが植物は毎日伸びている。ウサギと亀ではないが、月に一度や二度、草を刈る位では追いつかない。「世の中は三日見ぬ間の桜かな」という江戸時代の川柳をもじって、「三日見ぬ間の草の丈」という嘆きとも諦めともいえぬ農家の言葉が新聞に紹介されていた。上手い事を言うものだと感心したが、上手い解決策は載っていなかった。結局、地道にコツコツやるしかないんだな。
薮蚊に刺されながら、ヘルマン=ヘッセの晩年のものと思われる「庭仕事の楽しみ」という本があったことを思い出した。読んだことは無いが、どんなことが書いてあったのだろう。草むしりは終わりの無い労働だが、庭という小さな世界を作るための仕事だと考えれば、創作の楽しみに思えるのかも知れない。
いきなり創作は無理でも食卓の楽しみなら可能かもしれない。そのうち野菜でも植えようかな。
そんな訳で下の写真は山北の家。

小黒柱の礎石の原寸検討。この柱は丸太を使った不整形な断面形状をしている。柱を立ててから、紙を下に当てて型取りをして、礎石の形を検討している。