面戸漆喰

west2692010-07-27

今日の写真は面戸漆喰の作業。正式な名称かどうか判らないが、現場ではそう呼んでいた。
写っているのは1階の下屋の屋根と外壁が取り合うところ。外壁の洗い出しで造った水切りの下に際瓦を差し込んで、屋根の瓦(平瓦)を押さえる。最後に際瓦と平瓦との間にできた波型の隙間を漆喰で埋める。手前の屋根の上にあるヘラに漆喰を乗せ、小さな鏝で一箇所ずつ詰めて行く。これはなかなか窮屈な姿勢なのだ。
宮光園の瓦工事はこの日で終わる予定だったが、生憎の夕立だ。降ったり止んだり忙しい。奈良から来た職人はあっちこっちと場所を変え、雨のかからない場所を選びながら、最後の仕上げを行なっていた。
下の写真は漆喰を詰める鏝の記念撮影。