後半戦

盆休みが終わって、今年も後半戦がスタート。「佐久平の民家」に行くとこちらにも大勢職人が来ていた。大工が２人、手元の若者が２人、人夫１人、電気職１人、それに監督。なかなか活気があるのだった。
今後もこの調子で、来てくれれば良いんだけど・・。
さて、建築を生業としているのにも関わらず、高いところが苦手になってきた。
昔は平気だったけど、平衡感覚が無くなったんだろうか。それとも運動不足なのか。
山北で工事中の６寸勾配の屋根にはとうとう上れなかった。しかし、こちらは４寸５分勾配だから何とかなりそうだ。恐る恐る、張りたての野地板の上を歩いてみた。杉板の木目と靴底が咬み合っているので大丈夫。滑らない。しばらく後で、もう一度見に行くとブルーシートが張ってある。さすがに緊張して這うように上って、下りてきた。
反対側の屋根の上では入門したばかりという弟子が２人、野地板を打っていない細い垂木の上をスタスタと歩き回って、掃除をしたり釘抜きをしていた。