神様の宴会場

川村記念美術館は広い林の中にある。展示室を出た後の散歩の途中で蛇の目蝶を見つけた。一日飛び回って疲れていたのか、気配を感じても飛び立とうとはしない。驚かさないようにそっと近づいて一枚撮影した。
今日は非常用照明の検査。
「風が吹けば桶屋が云々」ではないが、一連の建築基準法改正（？）の遠い影響で、照度計を買う羽目になった。不承不承ながらも、手に入れてみると、新しいおもちゃみたいでなかなか楽しい。手当たり次第に床面やら、カウンターの上やら、性格やらの明るさを図ってみたくなる。そんな訳で、宮光園の非常照明の明るさも測ることになった。
日暮れ時を待って現場に行くと、すでに電気工と監督がいる。中に入らなきゃならないのに、全館に明かりを灯してしみじみと夜景を眺めていた。
しばらく眺めて、何だか「千と千尋の神隠し」に出てくる旅館みたいだなと一同意見の一致を見た。映画ではこの中でアヒルやら大根の神様が宴会をしていたが・・。
そんな訳で今日のもう一枚は「夜景」。

三脚の替わりに脚立の上にカメラを載せて撮影。