散歩する犬

west2692010-10-04

今日の1枚は「オオビキ」。佐久平の民家の床下にあった。天然落葉松の丸太を大鋸で挽いて作られている。曲線を描いた筋の跡は大鋸の痕跡とのこと。この部材は目が詰んでいて、とても重い。
マサカリ大工の説を思い出した。梁や差し鴨居と違って床下にあって見えないけれど、「オオビキ」は民家にとっては重要な構造部材なのだとのこと。木造建築は梁や差し鴨居で柱の頭部を組んで、足元をオオビキで固める。大断面の重い材料で建物の重心を低く押さえ、建物のバランスを取るのだそうだ。
さて、こちらは帰り道ですれ違った散歩する「犬」、じゃなかった「稲」。

こうして、時折歩き回っているらしい(嘘)。