つぶし釘

west2692011-03-17

右の写真はつぶし釘。
現場に変わった風情の釘がおいてある「一体何ですか」と訊ねたら、「つぶし釘と言って、これを木目に沿って打ち込むと釘が目立たなくなる」との返事。「昔は1本ずつ金づちで叩いて頭をつぶして同じようなものを作った。あれは大変だったなあ」とのこと。こちらは機械で制作したもので一箱4キログラムと書いてある。沢山あるようだが、一軒の家を建てる際にそれだけでは足りないのだそうな。
今日は免許証の書き換え。気が付けば誕生日が過ぎていた。今日の午後は輪番停電計画停電の可能性が高い。どうせ仕事にゃならんのだからと運転免許センターに行った。ゴールド免許じゃないから、地元の警察で用が済まないのだ。
書き換えを済ませて車に乗って、ラジオをつける。原発事故の報道が流れる。高圧放水車の作業がそろそろ始まると喋っている。その内、経済方面に話題が変わった。ヘリコプターで水を掛けたり、高圧放水車が出動したら、株価があがったんだそうだ。ついでに円高にもなった。こんなひどい災害なのに不思議な話なのだ。
被害を受ける人・避難する人・援助する人・命がけで食い止める人・うろたえる人・何もしない人・そして抜け目のない人もいてチャンスを狙っているらしい。そんなことを思いながら事務所に戻ると、ちょうど停電が解除したところだった。
そんな訳でこちらはつぶし釘とポンチ。

つぶし釘を金づちで打ち込んで最後にポンチを当てて、叩いて木部にめり込ませる。確か中学校でも同じことを習った。