間接的な食糧

west2692011-06-03

今日の一枚は「名前を知らない昆虫」。現場で打ち合わせをしていると、どこからともなく飛んできて目の前に止まった。
先日見かけた「ウスバカゲロウ」に似ているような気がする。例によってインターネットで画像検索をかけてみる。一番似ているのは「ゴマダラウスバカゲロウ」だが確信は持てず、謎が残った。
「空から見た地球」(ヤン・アルテュス=ベルトラン)という本にこんなことが書いてあった。「アルベルト・アインシュタインは、もしミツバチがいなくなるようなことになれば、人類はあと4年しか生きられないだろうと予言した」。
ミツバチがいなければ植物は実を結ばず、それを食べる生物も繁殖できない。人間だって生きて行けなくなる。
正体不明な彼も、普段何をしているのか謎だれど、案外ミツバチみたいに重要な仕事をしているのかも知れない。ちなみにその時一緒にいた職人によれば、これがウスバカゲロウなら魚を釣る際の重要な餌になるとのこと。間接的な食糧として役立っているのかも知れない。
そんな訳で、こちらは浦木戸の家。外壁に使う「ササラ子下見板張り」。

近在の古い民家の多くはこの板の張り方で仕上げている。