上達

west2692011-07-28

昨日は「浦木戸の家」の現場。長引いた工事もどうやら終わり。
塗装・建具・照明・什器の取り付けが最後に来てパタパタと完成した。現地について内部の確認の前に建物周囲をぐるりと回る。一周して元に戻り足元を見るとヒラヒラするものがある。何時ものコンパクトカメラじゃなくて、一眼レフを取り出した。しかし、ファインダーを覗いても、姿が見えない。
建物みたいに停まっているものばかり撮影しているから動く物は手におえないのだ。結局何時ものコンパクトカメラで、蝶のいる辺りに検討をつけて適当にシャッターを押した。今日の一枚。
こちらは2階の風景。

手摺の高さに注目。養蚕型農家は2階の天井が低いことが分かる。調査時も設計時も監理の間も頭を梁にぶつけないように気を付けていた。
最後に手摺から身を乗り出して、吹き抜けの上の照明器具の高さを調整した。1階を覗きながら、照明の様子を見ている内に梁のことを忘れてしまった。無意識にぶつける時はスピードもあるのでかなり痛い。
こうして、経験を重ね物忘れも上達してゆくのだった。