一年後の鯉のぼり。

west2692010-04-08

今日は佐久に出張。途中南清里というところを通る。今年もそこで谷間に掛け渡した鯉のぼりを撮影した。
昨年、通り掛けに鯉のぼりを見たのは再生工事の実測ために佐久に向かう途中だった。その民家も今月から工事が始まる。

下の写真は解体工事の様子。

現役の民家は設計中も住んでいる人の生活がある。当然ながら、やたらめったら解体はできない。壁や天井が被覆されていて状況が不明なまま設計を進める所もある。
そういった箇所は解体時に再度調査を行うことになる。
今日は後世付け足しの天井と床を剥がして、創建時の天井高を確認した。これでキッチンの器具の設置方法が確定できる。
ちなみに正面に柱が二本見えるが、右手の黒い柱は古材。左手の明るい色の方が新材。古い柱には貫き穴やら間渡しの穴などが残っているので、かつての壁や窓の位置が判る。
古材は民家の経歴書なのだ。