距離票

west2692011-03-22

今日の一枚は距離票。四方津の現場について自動車から降りて、道路を渡るときに足元をみて気がつた。世の中にはこんなものがあるんだと撮った一枚。
79キロと400メートル。あともうちょっとで80キロメートル。奇遇だが、先日の福島原発の事故の際にアメリカ政府が自国民に避難しなさいと伝えたのが、80キロメートル以上の距離だった。
この距離票の起点は新宿のどこかの場所だろう。自動車で1時間もあればついてしまう。案外近い距離なのだ。
福島県内では20キロメートルが目安らしいが、そんな程度で本当に良いんだろうか?
ちなみに、昨日のH氏が務める米国系会社の社長は現在名古屋に避難しているのだそうだ。「明日から業務を再開する予定だけど、どうなるんだろうね」と話していた。

昼過ぎに出かけた甲州市役所ではエレベーターの前に支援物資が積み上げられていた。お米が入っているらしい。若い男性がセッセ、セッセ、と運び出していた。もう一方の出入り口では支援物質の受付をしていた。毛布・タオル・インスタント食品・紙おむつ・トイレットペーパ・電池等々。本当に大災害なのだ。
そんな訳でこちらは久しぶりに宮光園。土間から見上げるとガラス越しに冬枯れの庭木が見える。