白鷺の撮影方法

west2692010-09-16

今日の一枚は屋根葺きの風景。
これは佐久平の再生民家。作業をしている職人の手前にある木の台は屋根の勾配に合わせて下が斜めになっている。上の平らな所に道具やら部品やら小荷物を載せて、作業に合わせて台を横に滑らせ移動していた。

帰り道、佐久平を走っていると白い鳥がいた。それに我が家の周りで見かけるスズメやモズやヒヨドリやカラスよりも大きい。
色づいた稲畑の中に数羽ずつのグループに分かれて点在している。単独で見かけるこことは何度かあったけど、こんなに沢山たむろしているのは珍しい。
自動車を路肩に止めて、カメラを取り出した。行きずりの鳥を撮るのは難しい。とりわけ彼らは警戒心が強い。無造作だろうが、忍び足だろうが、ある距離を超えて近づくと瞬く間に飛び去ってしまうのだ。
コンパクトデジカメのレンズを望遠側にセットする。先ずは遠くから一枚。一歩近づいて一枚。二歩歩み寄って一枚。と、シャッターを押しながら少しずつ接近する。
「我ながら、一体何をやっているんだろう」と考えながら、およそ50メートルまで近づいた。その辺りが、彼らとの限界点らしい。立ち止まりカメラを構える間もなく、こんな風に一斉に飛び去って行った。望遠側での撮影はブルブル揺れて振れる。画面も反射するので、良く見えない。迷っていると飛んで行ってしまう。構図に納まっているのかどうか確認する猶予はない。そんな訳で、こちらはヤマ勘で撮った白鷺。