休日

年末の裏技

今日は日曜日。遅い朝食を食べて新聞と定期購読の雑誌に目を通す。 時計を見ると11時近いではないか。 寝過ごしたせいなのか、年末のせいなのか、要領が悪いのか用事が山積みになっている。「忙しい」という表現は好まないが、どうやらのんびりは出来ない状…

つらら

名古屋で捻挫をして、医者に行ってから「そういうのは癖になるよ」という忠告通り、その後も何度か足を捻ってしまった。 我が家の敷地は東西に細長い。南側の狭い庭に一列に並んで植えた木が育って、日影を作っている。枝を落として日照を確保したいが、脚立…

隙間の効用

今日は昨日の続き。 ビオトープというのはギリシャ語の「バイオ」と「トポス」いう2つの単語の合成語で、日本語では「生物生息空間」と訳すのだそうな。河川改修や水辺を利用した環境整備なんかで良く聞かれる言葉だが、伝統的な民家の床下や天井裏などの小…

文化の日に「文化」を考える

今日は文化の日。 以前何かに書いてあった。「文化は特別なものじゃない。文化がなかったら、私たちはどうやって話が出来るのか」。言語や食事、冠婚葬祭やら、寄付やお返し、風俗習慣、なんやらかんやら・・。「田舎には文化が無い」などというのは間違って…

秋の味覚

写真はバーネットニューマン風の手帳。川村記念美術館で、バーネットニューマンの愛読書コーナーに並べてあった。ハイデッカーなどの難解な本が並んでいたが、これは白紙だから読めなくても問題はない。安心して手に入れられるのだ。 さて、今日は休日。一昨…

突然の引越し

朝起きるとわが他の前の田んぼの稲刈りが終わっていた。今日の一枚は中央本線から写した稲刈りの風景。 今日は唐突に家の模様替えをしてしまった。30年間使ったベッドのマットがあちこち破けている。長時間眠ると腰が痛い。早起きするのには都合がいいけれど…

エコバックの意味

夕方やっと涼しくなったので外に出る気になった。 近くの寺へ卒塔婆を取りに行かなければならないのだ。8月の初頭に注文をしておいたのだが、熱を出してのびていたので、預けたままになっている。 自動車に乗って寺の前まで行き車を降りて、お布施を忘れたの…

カツオの生まれ故郷

今日の一枚は「いちやまマートの上の空」。 突然だが、相棒は高知県出身だ。そのせいかどうか知らないが、近くのマーケット「いちやまマート」で売っている高知県産のカツオの叩きを我が家ではよく食べる。 なぜか最近になって宮城県産が混じり始め、とうと…

中国小説の読み方

今日も8月の名に恥じない暑い1日だった。昨日は知人の主催するイヴェント(今日の1枚)で3時間も炎天下を歩いて、事務所に戻ってからソファーでのびてしまった。1時間ほどエアコンに晒されて眠ったせいか風邪をひいたらしい。喉が痛いし、頭も痛い。そんな…

晴耕雨読

今日はこんな本を読んだ。「中国=文化と思想」(林 語堂 著・鋤柄治郎 訳)。 中国人の人生に対する理想は人文主義なんだそうだ。「晴耕雨読」もそのひとつ。それに倣えば今日は庭仕事ということになる。庭は夏草で覆われつつあるけれど、陽射しが強いので…

後戻りな1日

今日は打ち合わせのために笹子まで出かけた。休日なので、時間にも余裕がある。途中笹子トンネルの入り口付近にある道の駅でスモモを売っていた。今日の一枚。 朝取りなら美味いに違いない。帰りでは売切れているかもしれない。かといって、自動車の中に入れ…

食卓の楽しみ

例によって、今日も草むしりだ。目に見えぬほどゆっくりだが植物は毎日伸びている。ウサギと亀ではないが、月に一度や二度、草を刈る位では追いつかない。「世の中は三日見ぬ間の桜かな」という江戸時代の川柳をもじって、「三日見ぬ間の草の丈」という嘆き…

夏の雪

今朝の新聞に雪かきをする人々の写真が載っていた。富士山の山開きが近いが、今年はまだ雪が解けない。だから除雪しているのだとのこと。ツルハシを持って斜面を削っていた。 耳を澄ませば山だって「毎年大勢来られちゃ堪らん。たまにはそっとしておいて欲し…

油断大敵

今日の午前中は渋谷で打ち合わせ。その後、知人が待つ千葉の鎌ヶ谷に向かった。携帯電話を使って渋谷から鎌ヶ谷まで最短時間を検索すると、1時間5分で着くと出た。「銀座線に乗って赤坂見附で乗り換えろ」とある。乗り換えが4回ある。その上、乗り換え時間は…

吊戸棚の留め方

今日の一枚は事務所から見た夕日。それにしても目の前を横切る沢山の電線は何とかならないだろうか。 午前中に打ち合わせを終えて家に戻り、今日も夏の恒例の草むしり。今年は真面目に手入れをしているので、少しは片付いた状態でお盆が迎えられそうだ。毎年…

ツーリングの季節

那須塩原からの帰り道、佐野のサービスエリアで見かけたツーリングの一団。 背もたれのついたタンディムシート・派手なペインティング・折り曲げて見えなくした車両番号・お椀ヘルメット・どでかい音の空ぶかし。一昔前なら暴走族の標準アイテムだが、厳格な…

赤い山

グラナダのアルハンブラ宮殿はイスラム建築の傑作といわれている。夕日に赤く染まるので「赤い城」とか「朱色の塔」などと呼ばれる。それを見るために夕方現地に行ったら確かに赤い。でも、赤いレンガを使っているのだから当たり前といえば当たり前なのだっ…

独断と偏見の地図作り

今日の一枚は「梅の実」。新聞に「小梅買います」と書いた広告がはさんであった。そういえばと、我が家の庭に生えている梅の様子を見ると、こんな風に小さな実をつけていた。 ここ数年カイガラムシやら蟻やらに寄生されて息も絶え絶えだったが、今年は調子が…

宿敵ビンカマジョール

今日の一枚は「銀杏の薪」。年末に選定して軒先に立てかけたままだった銀杏の枝を薪の長さに切った。こうやって積み重ねて乾燥させるが、我が家には薪ストーブが無い。庭先で焚き火に使うが、銀杏はあっという間に燃えてしまう。 さて、連休最後の日だが、相…

青い映画館

今日の一枚は「塩山シネマ」。3月26日に潜り込んだ秘密結社の会議で話題に上った「日本一小さな映画館」なのだ。それだけじゃない。昭和34年の建築。いまだ現役バリバリの映画館なのだ。独断と偏見のマップにはここは外せないと勝手に決めて撮りに出かけた…

地図を作る

今日の一枚はH家の裏手「鈴宮神社にあるお不動さん」。 これは草に埋もれた一角にある。 面白いと思った無名な場所を独断と偏見で選んで載せる地図を思いついた。とりわけ観光案内から抜け落ちたところが望ましい。 しかもその地図を持っていっても首尾よく…

自筆のサイン

今日の一枚は「道路工事」。我が家の数十メートル東側でこんな工事をやっている。線路の下を潜るガードが低いので、時折そそっかしいトラックがガードにめり込んで通行止めをやらかす。その対策に新たに大規模のアンダーパスを作っているんだそうだ。 頼んだ…

ものは考えよう

今日の一枚は恵林寺の「心字池」。夢窓国師作と伝えられている。何故かこれは「心」と読めるのだそうだ。 昨夜寒気がした。熱を測ると37度3分ある。もう一度測ったら37度4分だった。自慢にはならないが熱にはめっぽう弱い。早々に寝てしまった。 朝、改めて…

川中島の桜

今日の一枚は「川中島の桜」。有名な古戦場と同じ名前だが、全く違う場所なのだ。御存知の通り本家は長野県にある。 それなのに毎年4月になるとこの場所で「川中島の合戦」が繰り返される。争いは30年ほど前に始まったように記憶している。見学者も沢山やっ…

線路の影絵

今日の一枚は「線路敷きの風景」。我が家の前には中央本線が通っている。この並んだ木の柵だか杭だかは、昔は無かった。以前は有刺鉄線も無くて出入り自由だったのだ。道路を歩くより線路を歩く方が近道だったから、学校の先生が家庭訪問に来た時には、次の…

絶滅危惧種

今日の一枚は「昨日の月」。 今日で2009年も終わり。明日から2010年になる。干支では寅年になる。ところで、現在世界中で生息している虎の総数は3500から4000頭くらいしかいないとのことで、もはや絶滅の危機に瀕しているという。100年前には10万頭以上いた…

謎の足跡

富士見高原の現場で雪の上に何者かの足跡を発見した。これはもしかすると森にすむ動物のものかも知れない。キツネかな。タヌキかな。後をたどってみることにした。ちゃんと道路の上を一直線に続いている。林の中を歩くんじゃなくて良かった。野生動物にも現…

人生の短さについて その2

今日の一枚は先日張り替えた障子。 冬休みを取っても、年末は慌しい。「今から荷物を届けるけど、お宅は何処にあるの?」。そんな電話で今朝は起こされた。年明け早々に締め切りがある。休み中に原稿を書いて、写真と一緒に送らなければならない。着替えて、…

人生の短さについて

右の写真は蓮の花。何処で撮ったのか思い出せない。 今日は今年最後の図面を仕上げて、スタッフ全員で事務所の大掃除。机の上に並んでいた図面や資料やカタログを片付けたらとても広くなった。 夕方になって、こんなメールが来た。「これを知らない設計事務…

カマキリの知恵

今日の一枚はオオカマキリの卵。我が家の2階軒下にある花台のゼラニュウムに産卵していた。カマキリが高い所に卵を産む冬は大雪が降るという説もあるが、何故彼らにはそれが判るのだろう。 カマキリの種の起源は何時からなのか知らないけれど、日本でも約870…